偲ビ鬼ノ桜遊戯 - 悠薙瑠璃(CV.朝ノ瑠璃)、薊(CV.柊優花).mp3
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[00:01.230]「これより土壇場 仇討ち御免[00:04.680]百鬼あまねく 斬り伏せたのち[00:07.980]あなたのその首 頂戴いたす」[00:10.800][00:11.700]「その手が届くというのなら[00:14.800]この身に触れる ときあれば」[00:17.550][00:18.810]「恐らく届きはしないだろう[00:21.360]それでも私は手を伸ばす[00:24.420]その憧れに 触れるまで」[00:26.900][00:36.640]宵の帳降りし現し世に[00:41.240]紛れし揺らめく異形の影はどこか[00:48.050]狐火揺れてこだま[00:51.600][01:04.040]闇へ堕ちては還らぬものと[01:08.550]知りても掟と従い刃振るえ[01:15.460]焦がれ抱いて振るえ[01:19.050][01:22.360]鬼さんこちら 手の鳴る方へ[01:31.520]追いしその背を いつの日か[01:39.800][01:40.590]ひとひらの花 一振り宿した憎しみ[01:45.220]刃交えど 鬼の背には届かず[01:49.800]太刀風の音よ 鳴り響くは誰の業か[01:54.360]宵闇の火に 紛れ消える 幼き日よ[01:59.700][02:01.850]「『かつての友の首晒せ[02:04.350]できねばお前の首もなし』[02:06.950]帝は私にそう告げる[02:09.240]鬼になれば救うすべなし[02:11.800]仇討せねば浮かばれぬ[02:14.000]刃は懐、胸には追憶[02:17.120]私はあなたを追い駆ける」[02:19.200][02:19.520]憂うこの身に宿る怨嗟よ[02:23.950]すべてを望むは儚き夢のことか[02:30.810]従うべきはどれか[02:34.550][02:37.790]遠き呼び声脳裏に馳せて[02:42.350]歩みを進めど刃の錆は重く[02:49.200]この身を灼いて軋む[02:52.800][02:56.040]鬼さんこちら 私の元へ[03:05.250]願う言葉は 意味もなく[03:13.500][03:14.340]ひとひらの花 断ち切れぬ未練と共に[03:18.950]火花散らせど 血雨 止まず 幾度[03:23.510]太刀風桜 舞い上がれどまだ届かず[03:28.090]憎しみ焦がれ 猛るこの身 鬼の背遠く[03:33.300]「童のように また遊びましょ(遊びましょう?)[03:36.610]恨み 斬り合い もうお仕舞(ゆびきり交わし)[03:39.680]すべてを失くしたあなたには[03:41.920]守るべきもの もはや無し(宵闇へと ゆきましょう?)[03:44.510]ふたりで 鬼となり果てて[03:46.750]日暮れ過ぎても 遊びましょ」[03:50.950]鬼さんこちら 手の鳴る方誘いましょう[03:51.520](「あなたのその首 頂戴いたす)[03:54.810](鬼のごっこは これにてお仕舞)[03:55.520]太刀風届け 数多 業を抱いて[03:57.740](すべてを失くした私にも)[04:00.100]嘆き願えど 戻れはせぬ幼き日よ[04:00.350](守るべきもの ただひとつ)[04:03.830](『いつかあなたをつかまえる』)[04:04.670]遠き呼び声よ この身 刃 導け(約束だから」)[04:09.160]ひとひらの花 焦がれ追い続けた花[04:13.800]童の唄をここに 斬り捨てましょう[04:18.390]追い縋る日よ 今日この場で終わりとせん[04:22.950]触れたこの手で かすか馳せる幼き日よ[04:28.150][04:42.150]「あなたの首を抱いたまま[04:44.560]涙枯れるまで哭いたとて[04:47.700]あなたの心はわからない[04:51.830]私はひとりさびしくて[04:54.210]あなたにふと、口づける[04:58.440]するとなぜだか私の姿は[05:01.330]鬼へと変化(へんげ)を果たすのだ[05:04.750]代わりにあなたのその首は[05:08.120]人へと戻っていくではないか[05:11.980]鬼を人に戻すすべ[05:14.520]それは乙女の口づけだった[05:19.870]私はそれを知る由もなく[05:22.700]時はすでに過ぎ去った[05:26.600]あなたの首を抱いたまま[05:29.000]聲尽きるまで哭いたとて[05:32.050]あなたの心はわからない[05:35.620]やっと あなたを つかまえたのに」[05:38.900]
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